響きアラタ|響きボサノバ教室

大阪市北区のボサノバ教室 講師のブログです

特集:姿勢改善と身体の使い方<第4回>高級ワークチェア買ってみたけど座り方がわからなくてグダグダになった件

今回は座り方を改善しようというお話です。

座り方の本って、ない。お行儀の本ばかり

座り方教室というのはなさそうなので、得意の読書から始めることにしました。今までにも色々読んでたので再読したり、新しい本を探したり。しかしながらあまり新味はありませんでした。要するに、

「腰を後ろにひいて坐骨で座り、背筋を伸ばしましょう。背もたれも使わずに背骨の「自然なS字カーブ」を保ちましょう」

こんなんで身体と仲良くなって穏やかな心が手に入るわけがない。典型的なガンバリズムです。「自然なS字カーブ」って一種のマジックワードです。「バランス良い栄養」とかと同じで実態がない

後にいくつかいい本を見つけることになるのですが、それについてはまた機会を改めてお話しします。

いい椅子に座り方を教えてもらおう

座学は取り敢えず諦めて、いい椅子に座り方を教えてもらうことにしました。ちゃんと座れないのにいい椅子が選べるのか?という疑問はあったのですが、まあとにかく上等な椅子を買ってやろうと。できることはやってみようと。

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大塚家具に行ってみた

家具・インテリアの大塚家具

行って来ましたよ南港の大塚家具。家具って皆さんどうしてます?NOCEみたいなお手頃家具のチェーン店か、お値段以上のホームセンターがあって、一方で高級家具屋がある。あいだがあれば丁度良いのだけどなかなか無い気がします。無印がギリギリそんな感じですが無垢材のシリーズは高くなりましたね。

さらに、今回のようにオフィス家具となると、実物が見れるのは大塚家具一択。

座高1mに対応する唯一の椅子?

あれこれ座ってこれに決めました。

エンボディチェア | ハーマンミラー

様々な身長、体格、姿勢、背骨のカーブをもつ幅広い体型のユーザーへ自然にフィット

アーロンチェアのバージョンアップ版です。決め手は、

  • 背中のカーブを変えられる
  • 肩の後ろが抜けている

この2点でした。私は、座高が約1mで幅もそれなりにあるので、ヘッドレストも肩のサポートも却って窮屈だったのです。その点、このエンボディチェアは肩の後ろが抜けていますし、背中の「S字」カーブ自体を変えられます。

お値段もダントツに高かったのですが、まあ何というか乗りかかった船というのでしょうか、買っちゃいました。

納期3か月というお話しだったので、在庫のある店で通販しました。ごめんなさい。

勇み足ではないのか?

座高1mがどのくらいかと言うと、新幹線の席に座って背もたれにもたれると

  • 頭の後ろには何もない
  • 背もたれの「上に」頭が乗り、顔が天井を向く

というサイズです。なかなか合う椅子がないのも仕方ない。

でもだからって最高級チェアって。問題はサイズじゃないって言ってたじゃん。

hibiki-bossanova.hatenablog.com

うーん、悪いクセがでてしまった。当時はまだ身体がしなやかじゃ無かったので、考え方も力んでて、どこか焦ってたんですね。これも経験。

使ってみた

家具屋さんではいい感じだったのですが、あまりにあちこち調整できるので際限がないというか、まあ欲が出るんですね。もっと上手くできないかって。

一方で座り方そのものについても引き続き書籍とかで研究しつつだったので、もうどうしていいか分からずグダグダに。一朝一夕にはいきませんでした。

背もたれってなんでこの角度なの?当たらないんですけど。

エンボディチェアのススメ3 背もたれカーブ調整

自在にカーブが調整できるエンボディチェア。

背もたれってのは本来は身体を預けることで楽になるというものだと思うんですが、どうやったらもたれられるのか皆目検討がつかない。満身の力をこめて背もたれに密着してみるものの、そんなんで楽なわけないし、それでもあちこち隙間がある。あってもいいのかな?うーんよく分かんないや。

それともお行儀のいい座り方を無理強いする形なの?いやいや、アメリカ人はそんなもの作るまい。うーん、座るって難しい。

思い当たる節

そう言えば昔、整骨院に行った時、「腰骨がひとかたまりにガチガチに固まっててぜんぜん動かない」って言われたな。どうも背中の問題ではなさそうだ。

hibiki-bossanova.hatenablog.com

股関節に注目しよう

どうやら腰の角度がおかしい。O脚なのもおそらく同じところに原因がある。というか座ってる時もO脚で、腿の外側で座ってる。脚の角度もおかしい。両者をむすびつけるものは股関節。

股関節の使い方を工夫しよう。力を使うんじゃなくて、知恵の輪みたいに上手く抜け出す方法を探そう。

hibiki-bossanova.hatenablog.com

というわけで次回は股関節の本を読んでエクササイズしてみたというお話です。