響きアラタ|響きボサノバ教室

大阪市北区のボサノバ教室 講師のブログです

特集:姿勢改善と身体の使い方<第2回>机に向かって座ってるのが辛いので机の高さを上げてみた。

今回は身体をどうにかしようとした直接のキッカケと、やってみたことをお話しします。

理想的な机と椅子の高さ

会社をやめて家で机に向かって椅子に座ってる時間が長くなりました。そしたら、辛いんですよ。座ってるのが。実は会社勤めしてる時からずーっとだったんですけど。身体中力んでて脚がつったり、腿の下側は鬱血してたまらんし、そもそも背もたれってなんでこの角度なのかさっぱり意味がわからん。これは何かのテストなの?ずり落ちそうになってみたり、やたら背筋を伸ばしてみたり。とまあそんな感じでした。

で、それは身長が高いからだと思っていたのです。机が低すぎるんだと。

理想的な机と椅子の高さは以下のようになっております。身長だけで計算する方法もありますが、こちらは座高も取り込める計算となっております。

机の高さと椅子の座面の高さの関連性 | Bauhütte®

一般的なデスクは概ね床から70cmの高さで設計されています。これはJIS規格で定められた「平均的な成人男性」にフィットしやすい高さだそうです。ただ、この規格が生まれたのは1971年。PCによるデスクワークという働き方が一般化するよりずっと前の話で、現代に適した基準とは言えません。

こちらの計算によると、私に合った椅子の座面高さは49cm、机の高さは約80cmとなります。工場の作業台ならそのくらいの設定になってることもあるかもしれませんが、普通は机の高さは70cm、ダイニングテーブルでも73cmくらいです。どうりで窮屈なはずだ。

ちなみに、机が低かったら椅子を下げればいいじゃない、というのは若干なら分かりますが、限度があります。机をかさ上げする台を木工で作る手もあるんだけど、すでにそんな元気ないくらい辛い状況になっていたのでした。

高い机を探してみた

高さが高い机ないかなあ、と調べてみたら、今は立っても座っても使える机というのがあるんですね。新しいワーキングスタイルだそうです。

WorkFit-D、昇降デスク | エルゴトロン

PCを使った作業を健康で生産性の高いものに—座位から立位へ、デスクの高さを調整して、いつでも簡単に姿勢を変えられます。アクセサリーでユーザーのニーズとワークフローに合わせてカスタマイズできます。

しかしこれ、試しにやってみたいというには値段が高すぎる。しかもチョー重い。一人で模様替えできひんやん。もうちょっと気軽なやつはないんかいな。でもあんまりチープなのも困るし。

とりあえずの解決策、というか、机を高くしてみるテスト

で、見つけたのがこれ。コタツをもう少し高くしたいというニーズがあるそうでして、これはコタツを4cmないし7cm上げれるという便利グッズ。これで取り敢えず高くしてみてどうなるかテストしてみよう。

どうやら座り方に問題が

Amazonさんが速攻で送ってくれて、高くしてみました、机。なんとなくいい感じにはなりました。が、それは最初だけで、あんまり解決にはなりませんでした。椅子にどうすわったらいいのか分からないということについてはやっぱりそのままだったのです。

そうか、やっぱ身体の使い方に問題があるのだな。座ってる時以外も色々と思い当たる節があるもんな。いっちょここは腰据えてやってみるか。椅子ってのは座りやすく作ってあるはず。行儀よく正しく座れるかどうか、辛い状況に耐えられるかどうかのテストではないはず、と信じたい。

一方で、何をしててもうまく納まらないのはサイズが合ってないからじゃなくて、身体の使い方の問題なんだったら、逆にどうにかしようがあるんじゃないか。ってことです。

安住の地がない。でもネガティブになるのはやめる。そう決心したのでした。

次回に続く。