数量限定の初回生産限定盤DVDには、2015年に話題となった「TOKYO METROPOLITAN ROCK FESTIVAL 2015 (2015.5.24)」の模様を収録
1st Album「BABYMETAL」から2年、ついに待望のスタジオ・アルバムが完成。2nd Album は、国内盤初CD 化となるアンセム「Road of Resistance」を始め、すでにライブでお馴染みの「あわだまフィーバー」など、ファン待望の楽曲の数々を収録予定。全てが新曲で構成された正真正銘の「NEW ALBUM」DEATH! !
BABYMETAL : METAL RESISTANCE(EU盤)
7曲目「From Dusk Till Dawn」は輸入盤のみ収録! †12曲目「THE ONE - English ver. - 」は輸入盤のみ英語詞で収録!
次は何をやるんだ?セカンドなんてつくれるのか?残念な感じになっちゃうんじゃないのか?3人とも高校生になってBABYでやれるのか?どうすんだ?
色んな期待と不安で世界のファンが待っていたセカンド。誰もが「それは無理」を前提に議論をしていた、まさかの正面突破。
初回限定版は去年の野外フェスの中からメトロックの映像を同梱。BABAYMETALの本当の良さはライブでこそ分かる。急げ!
言っておきますが、私、高校生のときは学校の帰り自転車に乗りながらラウドネス歌ってましたからね毎日。キングクリムゾンでエイドリアンブリュー聴いてギター始めましたからね。初ステージはディスチャージとキリングジョーク。そんなオレが男泣きです。
BLACK BABYMETAL に男泣き
ゆいともあ=ブラックベビーメタルが歌う Sis. Anger。
ざっけんじゃねーぞー、おい、おら
おまえのその根性叩きなおすぞ
戦え戦え おまえらの怒りを叫べよ
おれはこんなに怒ったことがあったか?
怒りを表現したことがあったか?
怒りに気づかないふりをしていなかったか?
色んなこと思い出すじゃねーかちくしょう。
涙がでるじゃねーかどうしてくれんだよ。
これだけ言っておいて、
ごめんねぇ?ゆるして?どーしよっかなー
という邪悪ぶり。
そんな風に女子高生に根性を叩きなおしてもらえるという特典付き!
オ・ス・ス・メ DEATH!
すでにプログレ
Sis, Anger から始まる最後の4曲はもう圧巻です。
「これはメタルじゃないかも」という理由でライブでも封印していた(詳しくは後述の「ヘドバン」インタビューを参照)バラード、No Rain, No Rainbow。なにを仰る、この並びになんの違和感もありません。
- 「果てしない旅が私たちの運命」と歌う Tales of the Destinies
- 「もし答えがあるなら教えてほしい、きっと一つになれる」と歌う The ONE
言葉の説明だけだとアニソンの話だと思うかもしれませんね。
どうやったらこんなものができるのか。(しかもライブで)
彼らはこれはメタルだと言い張っているけれど、で、確かに道具立ては現代のものなんだけど、もっと古い、「ロック」の中でハードロックとプログレとが混然一体としていた頃の、音楽屋としての純粋な楽しみみたいなものを感じるんDEATH!。
「でも、商業音楽でしょ?」
彼女たちはやらされてるんじゃないんです。彼女たちが大人たちをその気にさせているのです。キノコを育てる蟻みたいなもんです。
「これはメタルじゃない」
って言ってる人の殆どは、単にマッチョイズムを求めているだけだと思います。
マッチョイズム、それは、神になろうとすることかもしれません。
でも彼女たちは決して神にはならないのです。何故なら...
巫女が告げる、未来への宣託
スリップノットはデビューアルバムで
Don't ever judge me.*1
と言いましたが、BABYMETAL はこのアルバムでこう言っています。
Remember, Always on your side
本当は大人たちが子供たちに向かって言わなければいけないこの台詞。我々は心しなければなりません。
でもこれ、子供が言ってるんじゃないんです。彼女たちは巫女なんです。私たちの未来が、こう言わせているのDEATH!
連帯の時は来る。備えよ!
おまけ
プロデューサーであるKOBAMETALによる全曲解説はこちら↓メンバーの3人へのインアタビューも質の高いものDEATH!
『Vol.10』記念号のメインテーマはズバリ“進化するメタル"! そして“進化するメタル"代表格として&記念すべき『Vol.10』の巻頭を飾るのは、『ヘドバン』誕生の最大のきかっけともなった3人組…2016年4月1日に全世界同時発売となる2ndアルバム『Metal Resistance』を発表するBABYMETAL!
註と妄想
*1:Don't ever judge me:この「傷つきやすい僕たち」というモチーフは色んなところに顔をだしますが、これはボサノバの主題である「サウダージ」(いま、ここにない大切なものに対する感情)に源流を持つと私は考えています。
今度は 「Resistance of Puppets」 なんてテーマでやってくれないかな。