♪ 夏も近ーづーく八十八夜っ
いよいよ夏ですね。近頃寒いけど。みなさんいかがお過ごしですか?
そげが刺さった
右手の親指の先にソゲが刺さったみたいなんですよ。いつまでも痛いのが収まらないし傷が治らない。見えないけど刺さってるはず。そげ抜きとか爪切りで頑張ったんだけど取れず、仕方ないのでナイフを持ち出して私は何かをやろうとした。
指先は無理。腫れ物に触るどころか切って開くとか無理。それも利き腕と反対の手で刃物とかダメゼッタイ。
で皮膚科に
うちのような繁華なところは皮膚科って限りなく美容外科なんだけど、そんな中でもホームページで「うちはガチです」っていうとこがあったので行ってみた。
そしたら半々だったわ。
小さい紙の手提げにおしゃれなロゴ書いてあるのをいくつも持った爪の長いお姉さんたち。あれ何が入ってるんや?おばちゃん、なんでカラフルなタンクトップとスパッツなんや。モリモリパーマで金髪(略)
それはともかく先生がルーペで見てくれた。
「今のとこ異物は見つからないけど、傷の処置として切開して抗菌剤を塗布しますね」
そう、私がナイフでやろうとしてできなかったことはそれ。医療機関だから麻酔とかもある..んですよね?
えーと、処置室は...
ってここエステサロンやん!ベッドに寝るんかい!毛布かけてくれるんかい!観葉植物並んでるやん!待合室のボサノバ聞こえてるやん。
♪ 気分はホリデー. ♪ 自分にご褒美〜. 頑張ったもん!
「お待たせしました〜では始めていきまーす」
「先生、あの、ちょっと触っただけでめちゃくちゃ痛いんですよ。ピンポイントでめちゃくちゃ痛いとこあるんですよ」
ねっ、だから麻酔...アラタのお願いわかるでしょ?ねっ?お願いティーチャー(先生違い)という心の祈り。上目遣いの自分がみっともない。
「指先はね〜痛くて当たり前!やっても痛い、やらなくても痛い」
し、知ってるわい!そんなん言われんでも知ってるわい!誰が上手いこと言えと。それがでけへんから来たんやんか!
創傷処置
おおおおおおおおおおおおおおおっおおおおおおお
「ダメダメ〜全然触れてないよジッとして。声出していいからガクンガクンしないで。脚ピーンでいいけど指は力抜いて!次は針でやるね、いくよ!」
- うーん、やっぱりないですねー
- もう一回やりますね消毒しますね、滲みますよ
- などという声が聞こえたような気もするが、もはや私は知覚を失っていた。
今後
結局、異物は見つからなかったんですが、「連休が控えてるので」今日はここまで。炎症が退いて痛みが治れば良し。やっぱり痛かったら...やっぱり痛かったら?...「もうちょっとやれるかも」ってティーチャー。
なんて言えるわけもなく、私は自分の明日に合掌した。
堕ちていく予感
身体を起こし、目を潤ませて身体をヒクヒクさせてる私に看護師さんが微笑む。
「痛かったですね、異物は出てくるようになってますから」
苦痛と恐怖、そして与えられる甘美な慰め。自我の崩壊は意外なところからやってくる。みんな気をつけよう。
- しばらくギターにも炊事にも支障が出るので、SNSと配信はちょっとだけおやすみします。
参考
竹や木の薄くそげた小片。木材などの表面にできたささくれ。また、それがからだに刺さったもの。
ペンフィールドのマップをよく見てみると、手や唇の占める割合が非常に大きいことが分かります。これは、人間が何かを認識する際に、手や唇から多くの情報を得ていることを表します。