小泉文夫「日本の音」で紹介されていた4つの音階のうち、今回は「都節音階」について研究してみました。
4つの音階については関連記事参照
hibiki-bossanova.hatenablog.com
hibiki-bossanova.hatenablog.com
日本の楽器は殆どコードを弾かないわけですが、都節音階のメロディをつくって、あえてギターでコードを弾こうとしたらどんなコードになるのか。取って付けたような和洋折衷じゃないコードワークは?
そんなわけで、手始めに、都節音階のダイアトニックコード、つまり、都節音階の音だけを使ってコードをつくってみました。都節音階は、トニック、bII、IV、bV、bVII、の5つの音で構成されていますので、それぞれをルートにした5つのコードをつくります。
ルートに対して3度の音が存在する場合は3度、4度の音は11度扱い。2度の音はは9度扱い、b5は#11扱いとしてまとめてみたのが下の表です。
ルート音 | スケールの構成音をルートからみた度数 |
トニック | 1,4,7th,b9,#11 |
♭II | 1,3,△7,11,13 |
IV | 1,4,5,b9,b13 |
♭V | 1,3,5,△7,#11 |
♭VII | 1,m3,5,9,b13 |
次回以降予告
- 都節音階のダイアトニックコードをギターで弾いてみた
- 「さくらさくら」にコードをつけてみた
リンク
ダイアトニックって何?はこちら
ダイアトニックコードって何?という解説は以下を参照。
ダイアトニック・コードとは?/初心者集まれ!指板図くんのギター・コード講座
第26回 | 指板図くんのギター・コード講座 | ギター・マガジン
今日のテーマは、ジャズやポピュラー系の音楽理論書には必ず出てくる「ダイアトニック・コード」です。
音楽力をアップする「耳コピのすゝめ 」 - 島村楽器公式ブログ
たとえ聴き取りにくい複雑な和音であっても、コードの知識があれば、構成音をある程度は推測できるようになる場合があります。 そんなわけで今回はコードの基本となる「ダイアトニック・コード」について書いてみたいと思います。