削るたびに変わってしまう
爪の形ってどう作ったらいいのかよく分かりませんよね。 角度を緩くしたりきつくしたり、長くしたり短くしたり。 本番前で焦ってしまって削りすぎて「やっちゃったー」なんてこともあると思います。
いつものタッチを再現する基準線
ここでは、いつでも自分の爪の形を再現するための基準線をご紹介します。 それは「弦に対して直角に削る」と言うもの。 これができれば「直角より少し緩く」「少しきつく」とか調整もできるし 構え方が変わっても「いつものタッチ」を再現できる便利な基準線です。 早速、写真で見てみましょう。
全体図を見てもらったら理屈はわかる
だいたい普通に構えたところ 見えやすいように指を寝かせたところ もう少し横から見てみましょう
ところで、なぜ直角なのかですが、
- 基準として覚えやすい
- 実際に削るとき目で見てわかるし何度も確認できる
- 指の抜けが良い
と言うことです。指の抜けの良さを確保した上で微妙に調整していくことで、あっちにいったりこっちにいったり、やりすぎてドツボにハマったりということが減ると思います。
弦に触れた指が抜けていくプロセス、指と弦の接触時間を基準に形を決めるということになるので、構え方が変わっていってもタッチはいつも通り、あるいは独立に変えていけるという利点があります。
指ごと
実際に爪の形を作っていくときは、このように一本一本確認しながら削ります。
指ごとに形は違うけどタッチは同じ
結果的には指ごとに
- 爪先がどのくらい斜めか
- 指先からどのくらい爪が出てるか
は違いますがタッチは同じです。
たまに振り返ったり、自分を知るために
「毎日爪は手入れしてるから形は決まってるよ」という方もいらっしゃると思いますが、自分がどんなスタイルで弾いているのか、指と指でどんなバランスがベストだと感じているのか、目で見て考えていける利点は大きいと思います。毎日手入れはしてるけれど「何だか最近タッチが気に入らない」なんていう時に基準線が役に立ってくれると思います。
では、良いギターライフを!